平成28年度 学校の森・子どもサミット夏大会 開催報告

平成28年8月4日(木)~5日(金)、平成28年度 学校の森・子どもサミット夏大会を宮城県にて開催しました。

サミット2日目

(1)「ESD学びの森」でのフィールド観察と森づくり活動体験

間伐材の皮むき  サミット2日目となる8月5日(金)、子ども達36名と大人達75名による森林体験活動を行いました。宿泊所であるグランディ・21からバスですぐ隣の「宮城県県民の森」に向かい、そこから7チームに分かれ「ESD学びの森」へフィールド観察を行いながら向います。宮城県森林インストラクター協会のメンバーの皆さんがグループごとに同行してくれました。少し歩いては「この葉っぱは草笛が作りやすいよ、やってごらん」「この草は宮城県では牛タンに似ているって言われているんだよ」と解説するたびに子ども達は盛り上がり、なかなか目的地にたどり着きません。
遊歩道作り  やっと「ESD学びの森」に到着すると、森づくり体験の始まりです。宮城県森林インストラクター協会の皆さんが、今回のサミットのテーマである「森林環境教育と防災・減災教育」という観点から、森づくりを通じて子ども達に「考える力」「工夫する力」「助け合う力」を育むプログラムを準備し、指導を行いました。グループごとに遊歩道作り、除伐作業、下草刈り体験、間伐材の皮むきなど森林のあちこちを利用し、体験しました。特に人気があったのは「間伐材の皮むき体験」です。樹皮と木の間に切り込みを入れる係、皮をむく係にわかれチームワークで丸太の皮を剥いていきます。一気に向けると「気持ちいい!」との声。皮の剥けた丸太の湿っていて滑らかな肌触りにみんな感動し「冬に剥いたらどうなるの?」「キツツキは木のどこまで穴を開けているの?」と質問がたくさん飛び出していました。
間伐材の有効活用  森づくり体験が終わると、チームに1本ずつ間伐材とノコギリなどの道具が渡されます。「この間伐材を使って何が出来るかな?大人が考えると大体ベンチになっちゃうんだよ。皆はもっと面白いこと考えられるかな?」と挑戦状です。「コースター!」「それじゃ普通だよ!」「じゃあ、刀!」「でも持って帰れるかな?」「木琴!」「ずっと一緒の音しかだせないよ!」など、どんどんアイデアが飛び出します。全国から集まってきた子ども達、友情の証に1本の木の輪切りを持って帰ろう、と早速ノコギリで木を切り始めたチームもありました。
森での発表会  一息ついて、全員が一カ所に集まり、グループごとに「もっとこうしたらよい森になる」というアイデアと「間伐材を使ってできること」について意見をまとめて発表し合いました。「滑りやすいところがあったので、道と手すりをつけたほうがいい」「暑いので屋根をつけて休める場所があったら夏にももっとたくさん人が来てくれると思う」など森をよくするためのアイデアをみんな一生懸命考えてくれました。また、間伐材の利用方法として丸太の方を使うのではなく、剥いた木の皮で手裏剣や飾りを編むというアイデアやいい香りがするので切ってお風呂やタンスに入れるといったアイデアをたくさん発表してくれました。
ESD学びの森での集合写真

(2)西成田コミュニティセンターでの竹を使った食器作りと流しソーメン

マイ箸・マイそば猪口作り  「ESD学びの森」を後にし、一行は「西成田コミュニティセンター」へ向いました。西成田コミュニティセンターでは、ナイフを使って竹でマイ箸とマイそば猪口を作りました。ナイフを使ったことのない子もいて、宮城県森林インストラクター協会の皆さんにナイフの持ち方や力の入れ加減などのご指導を頂きながら、竹を切り出していきます。「食器の形にはなったけど、そのままだと触ったときにいたいよね?どうすればいいと思う?」「角を丸くする!」「やすりをかける!」子ども達は積極的に世界に一つの自分の箸とそば猪口に改良を加えていきます。流しソーメン外では、宮城県森林インストラクター協会のお母さんスタッフの皆さんが、流しソーメンの準備を進めてくれています。出来たマイ箸とマイお猪口をもって、みんなは早速流しソーメンの会場へ向います。お母さん達はソーメンだけでなく、うどん、白玉、フルーツ、ミニトマト等々いろんなものを準備してくださいました。「ツルツルすべって取れないよ!」「黄色いからおかずかと思って食べたらパイナップルだった!」会場中がみんなの話し声と笑い声でいっぱいでした。
流しソーメン  いよいよお別れの時間が近づいてきました。最後に、学校の森・子どもサミットの横断幕の前で「ありがとうございました!」とスタッフ皆にお礼を言ってくれた子ども達。1泊2日はあっという間で、みんな名残惜しそうにバスへ乗り込み、それぞれの場所に帰って行きました。