平成28年度 学校の森・子どもサミット夏大会 開催報告

平成28年8月4日(木)~5日(金)、平成28年度 学校の森・子どもサミット夏大会を宮城県にて開催しました。

サミット2日目

(3)名取市の海岸林再生現場の見学

クロマツの苗木  サミット解散の後は、希望者のみで名取市で行われている東日本大震災で流されてしまった海岸林の再生現場の見学に向いました。はじめに見学したのは、クロマツの苗畑です。1年目の苗と3年目の苗を見比べて、「大きさがすごく違うね」「でも2年でこれだけだったら大きくなるにはすごく時間がかかるね」「流されちゃったクロマツはどのくらいの高さだったんですか?」と皆、興味津々でした。再生活動を行っている本サミット実行委員のオイスカの吉田氏が、どうして再生活動をはじめたのか、なぜ苗から作っているのか、なぜ海岸にクロマツを植えることが防災になるのかなどを説明しました。苗畑を見学した後は、実際に植樹されている現場を見学させて貰いました。防波堤にも登り、防波堤の両側に広がる太平洋と5キロに及ぶクロマツの植樹地の景色に皆しばらく見入っていました。
海岸林の見学  東日本大震災から5年を経た今年、宮城県での開催となった「学校の森・子どもサミット」。森林環境教育と防災・減災教育を結びつけ、森林や身近な自然環境で行われる学習の可能性をさらに広げる場にしたいと様々な要素を盛り込んで開催致しました。サミット自体は1泊2日という短い日程ではありましたが、この発表に向けてのそれぞれの学校での準備、そしてサミットにおいて他校の取組を知ること、全国の子ども達との交流などを通じて、普段ではあまり体験できない学びがあったようです。
 また、森づくりの体験やクラフト体験から「いざ」という時に自分で考え、工夫し、仲間と協力し合う経験を積むことができました。大人達にとっては、有識者による自然体験と防災・減災教育を結びつけた活動の事例から日常的に学校でも取り入れられる森林体験活動と防災教育の融合を考えるきっかけになったようです。今回のサミットを通じて、森林環境教育とプラスアルファとなる何かを結びつけることで、1+1=2以上の新たな広がりを生むことができると感じました。